読書感想文「 ファーストラヴ」
- yuuka-nakamura
- 2020年1月6日
- 読了時間: 1分

【読書の時間】
父を殺した美貌の女子大生(環菜)と臨床心理士の主人公。
事件を題材としてノンフィクションを披露の執筆を依頼された主人公が環菜と周囲の人々に関わって環菜の過去、それにつながる事件の真相を明らかにしていく…
タイトルが「ファーストラヴ」だから、父と娘の歪んだ愛情の元に起こった事件?と思ったけど違った。
最初は言うことがコロコロ変わる環菜に虚言癖があって心が病んでいる女の子なんだな…という印象だったけど、主人公が関わっていく中で環菜を取り巻くさまざまな過去が浮き彫りになっていく様子がすごく面白くて、サスペンスドラマのように引き込まれた。
両親との関係や周囲の男性からの抑圧によって主体性がなくなり、自分がわからなくなって色んなことを認めたくなくて事実を湾曲して違う物語にしてしまう悲しさ。
そして本当に病んでいたのは…。
自身も母親との関係に闇を抱える主人公。
陰どうし、惹かれ合った夫の弟との関係性が徐々に明らかになるのも面白かった。
そして、常に太陽みたいな「陽」をもった主人公の夫に救われた。



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